道端の植物が、千年以上「回復」を届けてきた。
「そろそろ、自分の肌にちゃんと向き合いたい」。そう感じているあなたに、今回は少し意外な植物のお話をさせてください。
リ・ミー エッセンスジェルに配合されている「イタドリ根エキス」。春になると野山や道端にすっくと伸びるあの草が、実は千年以上も前から日本人に寄り添ってきた植物だとご存じでしたか。
虎の模様をまとった、たくましい草

イタドリは、タデ科の多年生植物。漢字では「虎杖(こじょう)」と書きます。茎に入る虎のまだら模様と、軽くて丈夫な茎が杖に使われたことに由来するといわれています。
平安時代初期の本草書『本草和名』(918年)にはすでにその名が記されており、日本書紀にも登場する、記録に残るかぎり1,300年以上の歴史をもつ植物です。清少納言は枕草子の中で「虎に杖は必要ないだろうに」とユーモアたっぷりに記しているほど、平安の人々にも親しまれていました。
その生命力は驚くほど旺盛で、アスファルトを突き破って育つほど丈夫な性質から、海外では「世界の侵略的外来種ワースト100」(IUCN)に選ばれるほど。そのたくましさが、この植物の本質を物語っています。
「痛み取り」から生まれた、肌を守る力
「イタドリ」の名前の由来は、若葉を揉んで傷口に当てると痛みが和らぐことから、「痛み取り」が転じたとされています。漢方では根を「虎杖根(こじょうこん)」として使用し、江戸時代には根茎を甘草とともに煎じて夏の飲料とした記録も残っています。
その根から抽出されるエキスには、ポリフェノールの一種「レスベラトロール」が豊富に含まれています。レスベラトロールには、活性酸素種の消去や過酸化脂質を抑える抗酸化作用が報告されています。これはいわば、厳しい環境でも生き抜くために植物自身が生み出した「自衛の成分」。その守る力が、肌へのスキンコンディショニングに活かされています。
イタドリ根エキスの働きは、それだけではありません。有機酸やタンニンなどの成分も含まれており、収れん効果・保湿効果にも優れています。肌のキメを整えながら、うるおいを穏やかにサポートする——そんな、いくつもの顔を持つ植物です。

花言葉は「回復」と「見かけによらない」

イタドリの花言葉は「回復」と「見かけによらない」。「回復」はその傷薬としての歴史から、「見かけによらない」は萼(がく)に包まれた実が花のように美しいことから付けられたとされています。
道端の草と思っていたら、千年以上の歴史をもつ薬草。荒々しい繁殖力を持ちながら、肌にはそっと寄り添う。まさに「見かけによらない」植物です。
「回復」。その一言が、いま自分に一番必要なことかもしれない、と思った方もいるのではないでしょうか。
毎晩のお風呂あがりに、リ・ミー エッセンスジェルを顔に、首に、ボディに。じわじわと、でも確かに、肌と向き合う時間を取り戻していく——。そんなルーティンの中に、千年のイタドリの力が静かに息づいています。
当コラム内の植物エキスに関する内容は、成分単体の特徴・研究に関する説明であり、製品の効果効能を保証するものではありません。本製品には保湿成分・スキンコンディショニング成分として配合しています。